ふくろう通信 カレーの失敗、加齢の疾病
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ふくろう通信
2012年12月
カレーの失敗、加齢の疾病
長崎交響楽団の演奏会も終わり、多くの方に来て頂きありがとうございました。
次は後輩たちの長崎大学管弦楽団(長大オケ)の演奏会が12月8日(土)にあります。
私が長大オケで最後に弾いた「ブラームス交響曲第1番」が曲目にあり、楽しみです。
皆様も是非御来場ください。
私が長大オケで頑張っていた頃は、もう40年近くも前になります。
夏は五島や阿蘇で夏季特訓の合宿がありました。
阿蘇は国立阿蘇青年の家、五島は大宝の小学校を借りての宿泊で、楽しくも懐かしき日々でした。
五島では自炊で、ある日の夕食のメニューはカレーライスでした。
皆様の中で、カレーライスが好物である方は多いのではと思います。
私も大好きで、自宅で家内が作ってくれるカレーは天下一品、本当にうまいです。いろいろとコツがあるようです。
帝国ホテルのカレーみたいだ(本当は食べたことはありませんが)、と云って大いに褒めます。
すると家内の顔がさーとほころび、家庭は和やかな雰囲気になります。
時に少々味が落ちたときは、今日は90点だね、と云ってあたりさわりのないようにしておきます。
ところが今考えると、五島で食べたカレーは20点以下の全くもってまずいものでした。
そのころの女の子はまだ上手に作るレシピを知らなかったのか、大人数のため、味つけがおかしくなったのか、素材が悪かったのか、今考えるとわかりませんが、とにかく美味しくなく、みんなもぶつぶつ言いながら食べていた、ほろ苦い思い出があります。
あのころは、もてて?スレンダーな青年だった私が、もうすぐ還暦を目の前にして、おじさん体型となり、体のあちこちのパーツに問題が起こってきました。
以前にも書きましたが、歯科治療でアレルギー体質となり金属アレルギーのため、爪の肥厚、手のひら、足のうらの炎症が拡大、ひどい時はひび割れ、出血で歩けないくらい痛い思いをしました。
9年前、子供にせがまれ犬を室内で飼い始めたところ、その上皮に感作され、気管支喘息になり、患者さんの苦痛を、身をもって体験しました。最近は右肩の60肩ならぬ50肩に苦しんでいます。
このほかの整形疾患では、サンダルでくるりと足を曲げ、右足中腫骨骨折、杖に頼りながら札幌で学会発表。
つい最近では尿管結石が再発し激痛に見舞われ、一旦診療を中止し聖フランシスコ病院へ。
患者さんも心配されて恐縮しました。
田上病院勤務時代は大腸憩室炎の腹痛で入院。
このほか超多忙時には上室性期外収縮という不整脈が多発したり、十二指腸潰瘍となり下血、貧血で一時ふらふらしながら診療したこともありました。
これらは加齢の疾病でしょうか。
カレーの失敗の方がまだましです。
ちょっと苦しい駄洒落ですが、まだ加齢では怖い癌には罹っていないのが有難いです。しかし覚悟はすべきでしょうね。
私は50過ぎてから、昔は大嫌いだったランニングをやるようになり、今年初めて天草のフルマラソン大会に挑戦、なんとか4時間で走破しました。
何事も少しずつやればできるものですね。
病気は時にしますが、体力はまだまだあるようなので、どうぞご信頼ください。