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メディカルニュース 骨粗鬆症について

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メディカルニュース

2012年9月

骨粗鬆症について

骨粗鬆症は、長年の生活習慣などにより骨がスカスカになって弱くなる病気です。

閉経期以降の女性や高年齢の男性に多く見られます。骨粗鬆症になっても最初は症状がありませんが、そのうち腰や背中が痛くなったり、曲がったりしてきます。

ひどくなると骨折を起こして寝たきりの原因にもなります。

 

 

 

 

 

健康な骨(密度が高く丈夫)                 骨粗鬆症の骨(内部がスカスカでもろい)

 

 

骨粗鬆症の予防・治療

①食事(カルシウムを多く含む乳製品、大豆製品、小魚、海草などの摂取)

②適度な運動(運動することで骨に刺激が加わり、骨の血液の流れをよくし、骨形成を促進する)

③適度な日光浴(カルシウムを体内に吸収するのに必要なビタミンDは、日光の紫外線を浴びると活性化)

④薬物療法 (活性型ビタミンD3、ビスフォスフォネート製剤、 ビタミンK、カルシトニン製剤、SERM など)

 

 

食事について

① 栄養やカロリーのバランスがよい食事を規則的に摂り、適正体重を保つようにしましょう。

② カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなど、骨密度を増加させる栄養素を積極的に摂りましょう。

(ビタミンDは、カルシウムの吸収を助ける働きがあります。)

③ タンパク質の摂取量が少ないと骨密度は低下します。食事量が少い高齢者は注意しましょう。

④ インスタント食品、コーヒー、アルコール、塩の摂り過ぎはカルシウムの吸収を妨げます。

 

カルシウムを多く含む食品牛乳、乳製品、大豆製品、小魚、海藻、干しエビ、小松菜、チンゲン菜など

ビタミンDを多く含む食品サケ、ウナギ、サンマ、メカジキ、イサキ、カレイ、シイタケ、キクラゲなど

ビタミンKを多く含む食品納豆、ホウレン草、小松菜、ニラ、ブロッコリー、サニーレタス、キャベツなど

☆一日に最低600mgのカルシウムはとりましょう!     

指導:管理栄養士 隆杉彩子

 

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