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SPECIAL STORY JULY 2017 東海道四谷怪談 あらすじ

第1幕

塩谷(浅野)浪人の四谷左門の娘・お岩は同じ塩谷浪人の民谷伊右衛門に嫁いでいましたが、もうすぐ子供が生まれるというのに、左門はお岩を実家に連れ戻してしまいます。

それは伊右衛門が塩谷家がお取りつぶしになる前に、公金に手を付けていたことを知ったからでした。

伊右衛門はそのことがばれることを恐れ、左門を密かに殺してしまいます。

一方、お岩の妹のお袖も同じく塩谷浪人佐藤与茂七と結婚していましたが、直助という男が彼女にしつこく言い寄っていました。

そして直助はなかなかお袖が言うことを聞かないので、夫の与茂七を殺してしまいます。(実は人違い)。

伊右衛門はお岩に父親の仇を取ってやるからと言いくるめて復縁し、直助もお袖に夫の仇を取ってやるからと言って結婚しました。

 

第2幕(伊右衛門浪宅の場)

お岩は子供を出産しましたが、産後のひだちが悪く、そんなお岩を伊右衛門は次第にうとましく思うようになりました。

そんな時に隣の高師直(吉良上野介)家臣伊藤喜兵衛が伊右衛門に孫娘のお梅を嫁にして欲しいと言って来ました。

伊右衛門は高家の家臣なら仕官の口添えも期待できそうと思い、その話に乗り、お岩を不貞者として離縁するために、按摩の宅悦に金をやってお岩を強姦するよう命じます。

ところが一方の伊藤喜兵衛の方もお岩を亡き者にしようとして、お岩に血の道の薬と偽って毒薬を届けさせていたのです。

そうとは知らずに薬を飲んだお岩は宅悦の目の前で髪をすくと全部抜け落ちてしまい(髪梳きといって前半のクライマックス)、顔も崩れていきます。

驚いた宅悦はもうお岩を手込めにするどころではなくなり、あっさり伊右衛門の悪だくみを白状してしまいます。

怒ったお岩はその宅悦ともみあう内、宅悦の刀がささって死んでしまいました。

一方、伊右衛門たちは民谷家秘伝の薬を盗もうとした下男の小仏小平を折檻して殺してしまい、結局小平の死体とお岩の死体を戸板の表裏にくくって川に流してしまいました。

そしてこれで邪魔者はいなくなったとばかり、伊右衛門とお梅は祝言をあげますが、そのお梅の顔が伊右衛門にはお岩の顔に変わったように見え、喜兵衛の顔は小平の顔に変わったように見えてしまい、恐怖に踊らされた伊右衛門は二人を斬り殺してしまいます。

 

第3幕(砂村隠亡堀の場)

伊右衛門が川で釣りをしていて、直助と再会します。直助が川で櫛を拾い持ち帰りますが、それは実はお岩の持っていた櫛でした。

この後、ここへ伊藤の娘、お弓が現れますが、伊右衛門は父と娘の仇。そのお弓を伊右衛門は殺してしまいます。そこへ川上から見覚えのある戸板が流れて来ました。

引き上げてみるとお岩の遺体。その遺体が口を開いて怨みの言葉を言います。怖くなって裏返すと小平の遺体。その遺体も口を開いてまた怨みの言葉。(戸板返しといい最大の見せ場)

 

第4幕(深川三角屋敷の場)

お袖はやむなく直助と夫婦になっていましたが、その直助が持ち帰ってきた櫛は姉・お岩のものでした。

そして彼女は宅悦から姉の死を知らされます。おどろいていたお袖のもとに、更に死んだと思っていた夫与茂七が現れお袖は混乱します。

そして更に、直助が実はお袖の実の兄であったことが判明し、お袖は自分を恥じて直助に斬られるようにし、直助もさすがのことにショックを覚えて自害してしまいます。

 

第5幕(螢狩り・蛇山庵室の場)

伊右衛門は七夕の宵迷い込んだ家で美人の女主人にもてなされますが、その女主人の顔はいつしかお岩の顔になっていました。

さらに庭のかぼちゃもみんなお岩の顔で、提灯の中から更にお岩が出現します。(提灯抜け)

伊右衛門は亡霊におびえて百万遍の念仏に行きますが、効果はなく度重なるお岩の出現に次第に追いつめられていきます。

そして最後、佐藤与茂七に、義父と義姉の仇として討たれてしまうのです。