ふくろう通信 マハロ、イノウエ、ホ、オポノポノ
- 2018年
2018年8月 第227号
私の友人Tは、特に興味もなかったハワイに初めて行って、その良さにはまってしまい、リピーターに、なじみのお寿司屋Wの奥方は60回も繰り返しハワイを訪れ、またツアーコンダクターとして、ハワイを案内されています。お寿司屋さんなのに店内はハワイアン、ハワイの服などが売られています。ハワイは人を引き付ける要素があるようです。先月7月26日(開業記念日)、朝早く平和公園を愛犬と散歩し、記念像の前で感謝のお祈りをしていると、2匹のトイプードルが、私の犬と戯れています。マハロとルアナでした。患者さんの犬で、このご夫婦もハワイが大好きです。今年8月1日からまたハワイ旅行だとか。犬の名はもちろんハワイの言葉です。
マハロ:マハロとは「ありがとう」という意味のハワイ語です。まさに平和記念像前の、その時の私の気持ちを表わしていた言葉でした。患者さん皆様に心よりマハロです。ところでハワイに行ったことがない私には、その本当の良さはまだ理解できないのですが、ここはパワースポットだとか、人柄のいい人が多いとか、自然、気候が素晴らしいとか、いろいろ言われています。私の友人、耳鼻科医のKは何度もここを訪れ、ただ、ぼーとしているだけでも素晴らしい、といっています。前述の寿司屋さんの大将も同様なことを言っていました。わたしも是非一度訪れたくなりました。
イノウエ:そのハワイの玄関口のホノルル国際空港の名前をご存知でしょうか?昨年4月27日からダニエル・k・イノウエ国際空港と改称されました。イノウエさんは、ハワイホノルル生まれで、日系人として初の米国上下両院議員を務めた政治家です。名門ハワイ大学に進学、そこに在学中に「真珠湾攻撃」が起こります。アメリカ人として第2次世界大戦に参加、戦争中に右腕を失う大怪我をしますが、戦後は、右腕がないことで医者になることを諦め、政治家となり、ハワイ出身のオバマ政権時は、副大統領の次の位の職についていました。活躍が認められて多くの勲章を授与され、フランス政府からは、レイジオンドヌール勲章が授与(右下 イノウエ氏)されました。2012年12月、88歳で死去。その際オバマ大統領は「真の英雄を失った」「彼が示した勇気は万人の尊敬を集めた」との声明を発表、遺体を納めた棺が米国議会議事堂中央にある大広間に安置され、追悼式典が開かれました。大広間に遺体が安置されるのは、リンカーン、ケネディなど一部大統領や、ごく少数の議員に限られており、イノウエ議員は全体でも32人目、かつアジア系の人物としては初めて大広間に遺体が安置されたのです。私自身、イノウエ議員のことは知ってはいましたが、これほど尊敬を集めた人物だとは全く知りませんでした。みなさんは如何でしょうか。
ホ、オポノポノ:当院の看護師の一人が、こんな本がありますよ、と言って持ってきたのが、イハレアカラ・ヒューレンの「ホ、オポノポノ教え」でした。ホ、オポノポノはハワイ言葉です。「ホ・オ」が目標、「ポノポノ」が完璧、ゼロの意で、ホ、オポノポノとは完璧(ゼロ)を目指して、自分を修正していく、誤りを正していくというほどの意味です。ありがとう、ごめんなさい、許してください、愛しています、の4つの言葉で心をクリーニングします。自分の問題を解決する糸口になる言葉として有名なものですが、皆様方の中で悩みなどおありの方は読まれてはどうでしょう。