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ふくろう通信 あたりまえとおもわれることについて

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ふくろう通信

2013年7月

 

あたりまえとおもわれることについて

今は当然でも以前はそうではなかったこと、今は当たり前に思われていることが、実はよく調べてみると、そうではないかもしれない可能性が強いことなど、常識とよばれているものは、移ろうものだということがよく経験されます。
今回はそのことについてです。

 

喘息:
以前喘息の一部の患者さんにおいて、とても治りにくいことがあり、入院し点滴を長期間してやっと大発作から離脱できました。
また喘息治療は意外と最近まで、気管支拡張薬の持続的吸入が重要だとされていましたが、現在では発作時に用いられるべきとされ、ステロイド剤の日常的吸入が第一選択薬となり、これにより年間7000人以上あった喘息死が3000人以下と低下し、入院する患者も著減し、喘息治療の飛躍的進歩をもたらしました。
この他にも医療分野では次々に古いものが否定され、新しい治療へと変化していきました。これからもそうなのでしょう。

 

富士山:
富士山の世界遺産登録が認められ、日本中お祝い気分です。
これは日本人としてはごく自然な感情だと思いますし、私もそうです。

しかしこれについて次のように異論を唱える人(中矢伸一氏)がいます。
富士山という山は、この世に二つとない山だから「不二」とも書かれ、日本人とは切っても切り離せない関係があり、太古から信仰を集めてきました。
世界遺産という形で日本に住んだこともない外国人に、その価値を判定して頂くようなものではありません。
世界遺産に登録されると、何がそんなに嬉しいのでしょうか。
観光と商売目的に今よりも多くの人が集まることは必至ですし、富士山はもっともっとゴミだらけになり、人間の汚れにまみれ、穢されていくのは確実です。

私の望みは、富士山が日本最高の聖地であり、最大の霊峰であるがゆえに、全山禁足にすべきです。

江戸中期の宝永大噴火(1707年)以来、富士山は火を噴いていませんが、そろそろ来るとしても全くおかしくありません。
富士山の周辺には、たくさんの宗教施設があります。
戦後、新興宗教が競うように、うじゃうじゃと神殿や宗教施設を建てたのです。
上九一色村というところに、サティアンとかいうのを建てた教団もありましたね。
このまま人間たちが心を改めなければ、富士山は大噴火を起こし、裾野一帯を溶岩で埋め尽くし、焼き払い、浄化しようとするかもしれません(一部改変、省略)。
かなり極端な意見ではありますが、常識的観点ばかりで考えていたら、取り違えをしてしまうことになるかもしれませんね。

 

領土問題:
日本には韓国、中国、ロシアといわゆる領土問題が存在し、これらの国との関係がぎくしゃくして、いつまでも真の意味の良好な関係を結べないことは、皆さんの知る通りです。
私も日本人として、これらの領土は日本固有のものだと強く信じております。

しかしよくよく歴史を振り返ってみると、大戦終結前後の国際間の取り決めなどから考えて、日本の言い分が完全に100%正しいとはいいきれない点があります。
またアメリカは領土問題が起こるように上手に種を蒔き、地雷原をつくり、日本と隣国との軋轢を長びかせ、日本に長期にわたって米国の軍隊を置く基盤の一つとしたと思われます。
ぜひ歴史を勉強されてください。

70年近くも他国の軍隊が駐留することが当たり前なことかどうか、アメリカの属国から日本の真の独立へと促すにはどうしたらよいかなど、難しい問題ですが、よくよく考えることも必要と思われます。

 

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