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メディカルニュース 2012医療界3大ニュース

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メディカルニュース

2013年1月 

2012医療界3大ニュース プラス(ノロウイルス感染症)

 

インターネットの医療情報ページのアンケートでの「2012年の医学、医療に関する3大ニュース」を調査したところ断然飛びぬけての

 

1

勤務医、開業医ともに「京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥氏のノーベルノーベル医学生理学賞の受賞(10月)」となりました。

各新聞社の2012年の10大ニュースのトップもやはり山中教授の受賞であり、医療界だけでなく、国民もこぞってこの受賞を強く推しており、日本にとっていかに喜ばしく、誇り高いことだったかがわかります。
私も是非iPS細胞についてはもっとよく勉強してみたいと思います。

2位と3位も、勤務医と開業医ともに同じニュースです。

 

2

厚生労働省の調査によって発覚した「生活保護者の『頻繁入院』が1万8217人(1月)」
日本医維新の会代表代行と大阪市長を兼任する橋下徹氏や三井辨雄厚労相が医療費扶助の見直しについて言及したほか、11月の「新仕分け」でも取り上げられるなど、生活保護は年間を通じて話題になりました。

日本がだんだん元気がなくなり、職をなくして困られている方が多くなってきていることが原因なのでしょうか。

 

3

「天皇陛下手術に順天堂大の天野篤教授執刀(2月)」

天皇陛下の狭心症に対して、「オフポンプ」方式で冠動脈バイパス手術が実施され、天皇陛下は無事退院されました。
天野氏は、バイパス手術の第一人者としての実績に加え、3年間の浪人生活を経て日本大学医学部に合格するなど、その横顔も話題となりました。

強い個性と信念の人、天野氏のことについては改めてよく知りたいと思います。

 

プラス4

私の見解ですがノロウイルスの大流行(12月) ではないでしょうか。
特に問題はご老人が病院などの施設での集団発生によって死亡が相次いでいることでしょう。

ここでノロウイルスについて述べてみます。

2012/13シーズンは、全国的にノロウイルスに起因する感染性胃腸炎患者が急増しており、2006/07シーズンの大流行に次ぐ規模で推移しています。
今シーズンは新たな遺伝子変異型(GII.4陽性株)が起こり、それが全国的流行に拍車がかかっている原因の一つとみられています。

主な臨床症状は、下痢、嘔吐、腹痛や軽度の発熱です。%e3%83%8e%e3%83%ad%e3%82%a6%e3%82%a4%e3%83%ab%e3%82%b9
通常は2~3日ほどで回復しますが、乳幼児や高齢者、体が弱っている人などでは脱水や合併症により重症となることがあります。経口感染し、食物や水だけでなく、患者の便や吐物に含まれるウイルスによる汚染あるいはその飛沫を介した2次的な感染があります。
症状が消えた後も3~4日、長い場合は1~2週間程も便にウイルスが排出されるので、感染予防上の注意が必要です。
治療は脱水予防など対症療法を行い、原因療法は現在ありません。

したがって流行時に全ての患者に対してノロウイルスの確定診断をする必要度は低いですが、臨床症状のみからノロウイルスと断定することは困難です。

ノロウイルス感染の確定診断には糞便のウイルス学的検査が必要となります。

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