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ふくろう通信 人と動物の命の絆

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ふくろう通信

2012年2月

 

人と動物の命の絆

我が国では、 年間約20万匹もの猫や犬の命が、飼い主の身勝手な行動により殺されています。
週刊新潮にも載りましたので、ご存じの方もおありでしょうが、ガス室で苦しそうに二酸化炭素ガスで窒息して死んでいく様子を見ると、あらためて飼い主の無責任さに怒りがこみ上げてきます。
はるか昔から犬や猫から私たちは大いに癒され、助けられても来ました。
一途に飼い主を思い続ける動物たちの気持ちに気づかなければなりません。

松山市にある動物愛護センターは動物の殺処分を公開しています。

所長の北川さんは「我々は動物たちを一匹でも助けたい、生かしてやりたいとういう気持ちで仕事していますが、一方で自分の手を汚すことなく他人に任せ、ここで起きていることを知らない人たちがいる、職員たちに多大な負担を強いている現実を知ってほしいのです。」と語っています。

熊本市でも同様な試みがなされ、飼い主に実際に殺処分が行われている現場を見せることにより、悲惨な現実が浸透し、かなりの動物が救われるようになったと聞いています。
また一方ペットを売らんかなの儲け主義で犠牲になる気の毒な動物たちも多いようです。
法による規制もだんだんできてきましたがまだ十分ではありません。この点英国、ドイツなどはかなり先進的です。

話1
捨てられた犬が優しい人に拾われ、その後大切に飼われて、犬は心から新しい飼い主が大好きになりました。

ある日、主人が山に用があり、一緒に登ったところ、大きな熊に出会いました。
犬は懸命に吠えて、熊を誘導し主人が熊から危害に合わないよう、消えてしまいました。
恩返しのつもりだったのでしょう。もう二度と見つかりませんでした。実際にあった話です。

 

話2
信じる信じないは皆様の判断次第ですが、次のような話もあります。
獣医師の髙江洲 薫氏によると、雄のキャバリアが保護センターから新しい飼い主にひきとられました。

その犬が他の犬と違って、純粋で凛とした雰囲気があると感じ、氏がその過去生を見たところ、以前はカナダのゴールデンリトリバーの雌犬でした。
飼い主が好きな猟の最中、心臓発作で倒れたため犬は必死に吠えて、人を呼んで助け、新聞にも報道されました。
ある時、犬自身が主人を助けようとして道に迷い何日もさまよい、幸い親切な運転手に保護され、無事に家に戻ることができました。

この犬は深く人間を信頼し素晴らしいものであると確信しました。
その犬からのメッセージです。
「多くの犬に人間を信じ切る大切さを伝えるために私はいます。人間の皆様、どうか犬たちが皆そのような思いで人間をみていること、またそのようになりたいことをわかって下さい。どんなにひどいことをされても、捨てられても私たちは、人間は必ずその間違いに気づいて救いだしに来てくれる存在であると信じています。」

動物が人を信頼するように、人間同士も信じあい、すべての命が神聖な存在である、という真理に基づいて生きていくことが理想でしょうね。

 

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