ふくろう通信

ふくろう通信 世界の異常気象

2019年(令和元年)8月 第239号

世界の異常気象

雹(ひょう)のメキシコ、ヨーロッパの熱波、中国の洪水、インドの干ばつ

一部の世界の科学者たちは温暖化だけが原因でないことを表明

今年の気象は世界中、どこかいつもよりさらに変です。暑いメキシコの都市で6月30日、とてつもない量のひょう(雹)が降りました。最大1.5m~2mも積もり、まるで豪雪地帯のような信じがたい光景になりました。ヨーロッパでは異常な暑さ、7月25日オランダでは40.4度に達し、最高気温記録が75年ぶりに更新、ドイツ西部リンゲンでは同日41.5度、イギリス・ヒースロー空港でも同日7月の過去最高の36.9度、フランス、パリでも史上最高気温となる42.6度を観測し、熱波のピークを迎えています。中国の洪水の被害状況も大変で、今年7月中旬までに1991万人が洪水の被害を受け、3万4000軒の家屋が倒壊、176万ヘクタールの畑が被害、被害額は推定約 8300億円と報道されています。インドでは大干ばつが続き、作物に大きな影響が出ているようです。

7月30日の札幌では気温が27.4度までしか下がらず、観測史上最も高い最低気温となりました。

 メキシコのヒョウ     7月25日ヨーロッパ気温地図   中国南部の大洪水

      

私が興味を持ったのは、このような異常気象が、人為的な地球温暖化だけでは証明されない、という科学者たちの報告が、最近相次いでいることなのです。

神戸大学の内海域環境教育研究センター科学者、兵頭政幸教授らの研究グループは、地球の気候に影響を与えているものは「宇宙線と雲」であることを78万年前のデータから突き止めました。銀河宇宙線が増加していた 78万年前の地磁気逆転途中に、増えた下層雲の日傘効果(スベンスマルク効果)で冬の季節風が強まった証拠を発見し、銀河宇宙線が気候変動の要因になりうることを示しました。地球に到達する宇宙線の量は、太陽活動にコントロールされていて、太陽活動が弱いと宇宙線量が増え、雲が増えるのです。そして、これから始まる太陽活動のサイクルは、「過去 200年で最も弱くなる」と予測されています。つまり温暖化ではなく、長い目で見ると氷河期に突入しているということです。

フィランドのトゥルク大学が6月29日に発表した、論文のタイトルは「人為的な気候変動に対する有意な実験的証拠は存在しない」というもので、過去 100年間で、二酸化炭素の影響で気温は約 0.1℃上昇したが、そのうち人為的な影響は約 0.01℃だった」「増加した二酸化炭素中の人為的な部分は 10パーセント未満であり、実質的に、人為的な気候変動というものは存在しない」

というようなことが書かれています。つい先日、イタリア科学界、著名な90名の科学者たちが一致して、人為的な要因の地球温暖化という説に真っ向から反対の意志を表明して、政府に意見書を出しています。二酸化炭素による地球温暖化を洗脳され続けている私達ですが、このような流れもあるということを知っておくことも無駄ではないと思います。