ふくろう通信

ふくろう通信 夏の北海道旅行

20189 228

 

 

 橋口町の地に開業してから、はや15年がたった2014年、4年前のこと、開業以来どこにも行かず、ひたすら診療所の事務をしてくれた妻へのご褒美と感謝をこめ、そして私の還暦祝も併せて、北欧の旅を計画しました。妻にとっては初めてのヨーロッパ旅行のはずでした。それがなんと‼

 

 平成26年8月9日、福岡空港のKLMオランダ航空第870便(下部画像:KLM実機)が、離陸しようとした、まさにその直後に急ブレーキがかかり、大変強いショックがあり、肝を潰しました。何事かと思っていると、「第2エンジンの不調で離陸を中止しました。」としばらくあって機内アナウンスがありました。結局この日の出発は延期。航空会社の世話で福岡のホテルに宿泊、翌日8月10日には再び飛びたつものと思っていました。しかし結局不調は直らず飛行中止、私たちが温め楽しみにしていた旅行は消滅。まあ早く機体の不備がわかり、命拾いしたものだと、その時は言聞かせて諦めました。

 

 

 

 

「じゃあ、残念だが長崎に帰るしかないね?」と私がいうと、妻はすかさず「このままでは帰りたくありません。まだ時間が十分あります。同じ北です。北海道に行きましょう」と云うのです。何と同日8月10日の夕方には私たちは稚内にいました。明日はどこへ行き、どこに泊まれるのかわからない、スリリングで、普通経験しがたい、実に楽しい旅になったのです。寅さんが泊まるような木賃宿(稚内)、その翌日は豪華ホテル(旭川)、そして知床斜里のビジネスホテル、日本で一番大きい町、別海町にある「白ふくろう」という名のペンション、という具合に様々な宿に泊まりました。夏のシーズン中で宿の空きがほとんどなく、携帯電話でかけまくって、やっとその日の宿を見つけるとるという塩梅でした。

 

 

 

 

 

日本最北端の宗谷岬にタクシーで行った帰り、「ここら辺はよくエゾシカに車ぶつかるものですよ!、私は経験ありませんがね。」とタクシーの運転手が言ったのも束間、まさに私たちが乗ったタクシーがガーンとシカに衝突したのです。よくよく乗り物運がありませんでした。翌日稚内のノシャップ岬ではなんと台風が到来、その大風の中ではしゃぐしかありませんでした。有名な旭山動物園(旭川)では夜間の園内公開がたまたま開催されていて、夜の動物たちの生態を真近にみることができました。知床半島五胡巡りでは、湖の美しさに見とれ(上部画像:知床五胡にて)ヒグマが真近にいる気配を感じました。網走番外地で有名な刑務所前で、死刑囚になった気分で記念写真、近くのサロマ湖の大自然を眺めました。またエゾシカ、キタキツネ(下部画像:宗谷岬にて)、丹頂鶴もあちこちで見ました。

 

 

 

日本最東端のノサップ岬で早朝4時過ぎの、日本で一番早い初日の出を仰ぎました(下部画像:納沙布岬日の出直前)。素晴らしい経験でした。遠くにロシアの沿岸警備艇、水晶島がみえます。白ふくろうのペンションの主人が、思い出づくりに行かないかと提案、朝早く2時起きで自分の車で誘ってくださったのです。何とも本当に親切な方でした。その後根室半島、花咲岬、根釧原野、釧路湿原と廻り、札幌に到着。ラーメン横丁で一番おいしいラーメンを食べました。翌日函館市場で朝食、函館山に上りその後五稜郭見学、海底トンネルを通って、仙台へと大旅行になりました思いがけないこの旅は神様からのプレゼント、まさに文字通り有難い思いでした。