ふくろう通信

ふくろう通信 7月26日は幽霊の日

7月26日は私たち診療所の開業記念日です。早いもので、今年で19周年になります。

この日は他に何の日なのか調べてみました。その一つは何と「幽霊の日」だそうです。初めて知りました。

その理由とは、文政8年(1825年7月26日)に『東海道四谷怪談』が江戸・中村座で初演されたことに由来します。

その他にもモルジブやリベリアの独立記念日や、弘法大師が日光山を命名した日光の日、そしてポツダム宣言を受諾した日でもあります。

 

夏は暑く湿度が高くむしむしして、私は若干苦手な季節です。

夏といえば、花火と夏祭り、一生懸命ここぞと鳴く蝉、青い海と青空にわき立つ入道雲、海水浴、風鈴、金魚、かき氷、西瓜、そして、若いカップルの浴衣姿、それぞれに風情がありますが、長崎の夏の代表は、お盆、精霊流しでしょう。

死者たちが黄泉の国から戻って帰って行きます。

 

そして恐い怖い話………………

幼少時には祖父(明治18年生まれ、86歳で死去)から毎晩、夏になると怖い話を寝る前に聞かされました。

祖父はとても博識で話が上手でした。恐ろしくも、わくわくする話を、じっと聞いていたものです。

その中には長崎の光源寺に伝わる、毎晩亡くなった子供のため飴を買いに来る女幽霊の話や、

佐賀鍋島藩の化け猫の話、牡丹燈籠、そして祖母や近所の人が人魂(火の玉)を見た話、

キツネやタヌキ?に化かされたりした話、例えば、立派な御殿で美味しい御馳走をいただいたのに、朝起きてみると寂しい墓場だった。

そんな話を聞くと寝つきが悪くなったものです。

 

また夏になると幽霊や怪奇物語をテーマにした番組が各局で放送され、寝苦しく暑い夏の夜を、背筋がぞくぞくする話で楽しんでいました。

最近はやや少なくなってきた感もしますが、今年はどうでしょうか。

幽霊の日が7月26日に制定された由来は、上述のとおりで、四世鶴屋南北の傑作「東海道四谷怪談」が初演されたことにちなんでのことです。

その東海道四谷怪談は、歌舞伎脚本の五幕で構成され、当時の下層社会に生きる人々のリアルな生き様が描かれています。

この作品は、ある落ちこぼれ浪人一家の欲望や愛情、男女の弱さが絶妙に絡み合う怪談劇です。お岩さんのこわい話です。忠臣蔵とも関係します。

映画でも何本か上映されましたが、最近のものでは1994年、松竹、深作欣二監督、佐藤浩市主演の「忠臣蔵外伝四谷怪談」があります。

あらすじについては末尾のSpecial Storyをご覧ください。

 

皆さんはサードマン現象をご存じでしょうか?サードマン現象とは生きるか死ぬかなどの極限状態に発生する謎の現象で、

正体のわからない不思議な人物が目の前に現われ、その人物の導きに従って進むと危機を脱することが出来る、というものです。

「人は死なない」を著した矢作直樹(東大医学部名誉教授)が、自分の冬山でのきわどい体験を取上げて、同書に書いておられました。

しかしこれはちょっと幽霊とも違うかもしれませんが。

私たちも、いざ大変な困難にぶち当たった時には、サードマンが導いて頂くと有難いです(都合よすぎる?)。

そして来年の7月26日開業20周年、幽霊の日を無事迎えれば、と思います。

 

長崎光源寺と女の幽霊、お岩さん

※あらすじについてコチラから「Special Story」をご覧ください。