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メディカルニュース 知っておきたいウォーキング、ジョギング、ランニングの違い

MEDICAL NEWS NO.51 MARCH 2017

知っておきたいウォーキング、ジョギング、ランニングの違い

 

歩くことと走ることの違いを、まずは足の動きで比較してみましょう。ウォーキングでは、左右の足のどちらかが必ず地面についていますが、ジョギングとランニングでは、両足ともが空中に浮いている瞬間があります。次に、スピードで比較してみます。ウォーキングでは1kmをおよそ10分のペースで進みます。ジョギングでは1kmをおよそ7分で走ります。ランニングはそれ以上の速さで走ります。さらに、心拍数により比較してみますとウォーキングは120回/分、少し息が上がるけれど、隣の人との会話が可能なくらいの心拍数になります。ジョギングは120~140回/分、ランニングは140回/分からそれ以上の心拍数で走っています。

 

ウォーキング:体への負担が最も少なく、健康促進の目的で行われます。消費カロリーは少ないですが、有酸素運動なので、血行を良くし、新陳代謝が上がります。さらに気分転換にもなり継続しやすいのでダイエットに向いています。

ジョギング:自分の体力や気分に合わせて比較的ゆっくり走ることです。ウォーキングよりもたくさんカロリーを消費しますし、ランニングに比べると体への負担も少ないといえます。本格的なスポーツを行う前の準備運動としても適しています。

ランニング:目標タイム、距離をかかげて、速いスピードで走ることです。主に競技として取り組まれています。健康効果もありますが、体への負担も大きく、膝や足を痛めてしまう事もあります。

 

ダイエット効果が高いのは?:お茶碗1杯のごはんが約120kcalになります。速足のウォーキングは体重50㎏の人が1時間歩いた場合約260kcalを消費します。同じく50㎏の人が速めのジョギングを1時間おこなった場合約600kcalを消費します。ランニングはジョギングと同じか、それ以上のカロリーを消費します。ウォーキングとジョギングを比較して、同じ時間続けられるなら、ジョギングの方がダイエット効果が高いといえます。しかし疲労や集中力などを考慮に入れると、持続しやすいのはウォーキングです。10分で走るのをやめてしまった場合と1時間歩き続けた場合だとカロリー消費数はウォーキングの方が多いことになります。

マラソンランナーには体の細い人が多く、太った人はいません。ランニングによるダイエット効果は証明されています。しかし、速いスピードで走ると、怪我も多くなります。自分に一番合ったものが一番ダイエット効果が高いと言えるでしょう。ウォーキングとジョギングとランニングを上手にメニューに取り入れて、ダイエットプログラムを作成するのもよい方法です。初心者の中高年者であれば、まずウォーキングをお勧めします。いきなりのランニングは危険だからです。