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ふくろう通信 なぜ女性の超一流、作曲者や指揮者がいないのか?

  • ふくろう通信

201610 205

なぜ女性の超一流、作曲者や指揮者がいないのか?

三枝(さえぐさ)成(しげ)彰(あき)氏の意見:好き嫌いで物事を判断する女性

いろんなクラシック音楽を聴いたり、弾いたりして時々思うのですが、なぜ女性の作曲家や指揮者がいないのだろう、と感じることがあります。無論全くいないわけではなく、最近は女性の指揮者も少しずつ増え、昨年の長崎交響楽団第85回定期演奏会ではチャーミングで美しい田中祐子さん(写真右)が、指揮されました。当楽団初めての女性指揮者で、指揮ぶりも大変見事でした。しかしです。やはり少ない。作曲家にいたっては、殆どいないのではないかと思います。なぜなのだろうと思っていたら、三枝成彰氏がその答えを語っていました。以下がその概略です。

左 田中祐子氏、右 三枝成彰氏

1996年の長崎交響楽団第49回定期演奏会は、ダブル三枝(桂三枝、三枝成彰)お二人の語りを交えた楽しい演奏会でした。その打ち上げの席で三枝成彰氏と二人で、かなり音楽のことについて、語りあった記憶があります。大変気さくで頭の抜群に良い方(天才か天才に近い?)で、音楽のみならず、あらゆるジャンルにわたって博識でした。現在もオペラをはじめ、多くの分野での旺盛な作曲活動を続けられています。著書も多く、ハンサムな方でもあります。その方がなぜ女性の一流の作曲者や指揮者はいないのかを、次のように語っておられます。

 

参考図書:三枝成彰著「男が女を嫌いになった日」1993年刊

その答えは非常に簡単です。女性というものは好き嫌いで物事を判断するからです。ユング(精神科学者)は人間の心の機能を思考機能と感情機能に分けていますが、男性は思考的、女性は感情的ということです。音楽を作っていく上でも、作曲や指揮に感情が横合いから入ってきたら、音楽そのものが成り立たないのです。作曲家や指揮者は曲全体を統括、把握し構成していかなければならない。こんなところで好きとか嫌いとか、自分の好みが全面に出たら音楽は収拾がつかなくなってしまいます。これはクラシック音楽のみならず、企業のトップ、政治家、作家、画家などを見ても男性が圧倒的に多い。このことを男性が女性を社会のトップに立てないような仕組みを作ってきたからだ、と反論されればそれまでですが、それだけが正確な理由ではないと考えます。やはり女性特有の感覚、好き嫌いの感情が女性を超一流になることを阻んでいる大きな理由です。何しろ仕事の世界では「これが好き、あれは嫌い」といった言い分は通用しません。

科学的に考えると人間のタイプとして、男性は左脳型(論理的、デジタル的)、女性は右脳型(直観的、アナログ的)の傾向があります。また男性は「個性化」という、どちらの脳を使っても発達させる特質があるため、左脳を特に発達させた男性は、大企業の経営者、ノーベル賞を受賞する科学者になり、右脳優先男性は、音楽や美術の分野で優れた芸術家となります。女性には左脳と右脳が互いに補完し合う性質があるものの、個性化の性質がなく、飛び抜けた天才が生まれ難い。そこそこに優秀な女性は多いけど、群を抜く女性は多くありません。これは科学的な事実です。

 

そうは言う三枝氏ですが、こう語ったのは今から20年以上前のこと。その時同時にこうも予言しておられました。「21世紀、またそれ以降の時代には、思考力、論理性に優れた女性も出てくる予感がします。直観力に加え思考力を併せ持った女性、そこらの男性ではかなわない超人的女性が登場することでしょう。」まさしく、世界、日本はそうなりつつありますね。小池さん頑張れ!

 

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