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ふくろう通信 アトピー性皮膚炎①

ふくろう通信

2000年3月

 

アレルギー疾患シリーズ

アトピー性皮膚炎(前)   後編はこちら

アトピー性皮膚炎は他のアレルギー性疾患と同様、最近その患者数は増加し、過去30年間で発症率が3倍になったとの報告があります。ラテン語で「奇妙な」という意味のアトピーの特徴を簡単にまとめると、次のようになります。

1)家族にアトピーの患者がいる(遺伝性)

2)子供のうちに発症し、同時にいくつかのアトピー性疾患(たとえば皮膚炎のほかにも喘息、アレルギー性鼻炎等)を同時にもっていることが多い。

3)いろいろなアレルギーを引起す物質(アレルゲン)に皮膚が陽性反応を示す。

4)血液中に好酸球(白血球の一種)やIgE抗体が多い。

アトピー性皮膚炎の患者さんは生後1年以内に60~70%に症状が出現し、5歳までに90%は診断されます。
今まで、多くの患者さんは成長するにつれて症状は軽快、治癒する方も多かったのですが、最近は思春期以後も症状が続いたり、新たに思春期以後になって発症する患者さんも見られるようになりました。
本疾患は子供ばかりでなく大人の病気になってしまったのです。

しかも大人のアトピー性皮膚炎は治りが悪いのです。その原因は生活環境の変化に密接な関係があるようです。
住環境、食事の欧米化、入浴の習慣、自然環境の変化、効力の強い薬剤、これらによる快適な生活は、皮膚に対しては必ずしもいい方にばかり働いているわけではないようです。
これらを一つ一つ解決しないと、内服薬や塗り薬のみで皮膚炎が完全に治るとはいえないのです。

そこで次回はアトピー性皮膚炎を悪化させる要因について、またそれらを踏まえた治療について考えてみます。

 

 

感染症の話

輸入感染症について(マラリア)

もうかなり前から、日本人の多くが海外旅行をするようになりました。海外で感染し日本に持ち込まれた感染症が増加しています。なかでも世界で3~5億人が罹っており、毎年300万人近い死亡者がある世界最大の感染症のひとつ、マラリアは十分に注意する必要があります。ハマダラカによって刺されると、マラリア原虫が体内に入り赤血球に感染して特有の症状を引起します。4種類ある原虫のうち熱帯熱マラリアが最も危険で、死亡率が高く適切な治療が必要です。アフリカや東南アジア等から帰国後、高熱が続き抗生剤などで反応しない場合はこの疾患も頭に入れておくべきです。長崎大学熱帯医学研究所内科や同医学部第二内科では適切な診断と治療が可能です。

 

一般医療機関でも遭遇する頻度の高い輸入感染症

発熱疾患:腸チフス、パラチフス、マラリア(熱帯熱マラリア、三日熱マラリア)、デング熱、A型肝炎

下痢疾患:大腸菌による腸炎、細菌性赤痢、コレラ、腸炎ビブリオ、サルモネラ腸炎、プレジオモナス腸炎、各種寄生虫

 

 

駐車場に関するお願い

当院前(南側)の駐車場は当院と関係ありませんので絶対に駐車しないようお願いいたします。北側に2台置けます。平和町駐車場に置かれる方には駐車券(1時間分)をお渡しいたしております。どうぞご利用ください。

 

上手に医者にかかる十か条

厚生省研究班から上手に医者にかかる十か条というパンフレットが出ていますのでご紹介いたします。

1.  伝えたいことはメモして準備する

2.  対話の始まりはあいさつから

3.  よりよい関係づくりはあなたにも責任が

4.  自覚症状と病歴はあなたの伝える大切な情報

5.  これからの見通しを聞きましょう

6.  その後の変化も伝える努力を

7.  大事なことはメモをとって確認

8.  納得できないことは何度でも質問を

9.  治療効果をあげるために、お互いの理解が必要

10.よく相談して治療方法を決めましょう

 

1.いいたい事があったのにうっかり忘れてしまった、こんな時はあらかじめメモを とられておくと便利です。

2.3お互い挨拶をしていい関係を続けましょう。

4.患者さんの正確な情報が治療を左右しま す。

5~10 不明な点や疑問に思ったことは遠慮なく伝えることがとても大事です。そして聞いたことは行き違いがない様にメモをとられたらよいでしょう。

 

 

診療案内

 

1.カルテ、診療費明細についての開示

カルテ、診療費明細開示のご希望のある場合は、公開していく予定です。

2.往診について

時間の許す限りいつでも往診します。

3.診療時間について

水曜午後を除く毎日朝9時から夕方6時急患の方はいつでも診察いたします。

4.喘息、アレルギー疾患について

喘息、アレルギー疾患の治療方針について詳しくご説明いたします。

5.各種検査について

X線、心電図、呼吸機能、胃カメラ、エコー、24時間心電図、骨密度、各種アレルギー検査、血液、尿検査ができます。希望される場合、また必要に応じて報告書を差し上げています。

6.ワクチン接種について

児童の各種ワクチン、日本脳炎ワクチン、インフルエンザワクチン接種等可能です。

7.各種健康診断、原爆検診について

ご要望があれば実施いたします。

8.上級施設へのご紹介について

特異な疾患の患者さん、患者さんが希望された場合は適当と思われる病院、診療所に早急にご紹介しております。

9.院内処方について

当院は院内処方を採用しております。院外処方ご希望の場合はお申し付けください。

10.各種医療ビデオの貸出しについて

内科系の病気をわかり易く解説したビデオを貸出します。ご遠慮なくお申し付けください。

11.リハビリについて

低周波、マイクロ波の治療が可能です。

12.その他

院内は禁煙になっております。ご協力ください。またご不明な点やご不満があられる場合はお申し付けください。できるだけご説明しご要望に沿うように努めます。